「田の神さぁ」とは・・・
田の神は、冬は山の神となり、春は里におりて田の神となって田を守り、豊作をもたらすと信じられています。
「田の神」信仰は、全国的な民俗行事として古来から農村に浸透していますが、「田の神」を石に刻み(田の神石像)豊作を祈願する風習は、18世紀初めに始まる薩摩藩独特の文化です。
霧島の噴火や天災などが原因で、農家にとって大変厳しい時代でしたが、江戸時代からの赤字経済を立て直すため、薩摩藩では少しでも収穫を増やそうと、稲作を奨励する政策を行っていました。このような中、農民達が霧島の噴火がおさまり豊作に恵まれるようにとの願いを込めて造ったのが田の神像の始まりといわれています。
田の神のことを、「田の神さあ(タノカンサア)」と呼んでいます。えびの市内には約150体の田の神が残されています。
「吉田温泉の田の神さぁ」の詳細
建立年:大正時代におっとって(盗んで)きた
型分類:農民型
形態:椅像
像高:58cm
像幅:27cm
持ち物:両手欠損しへそを出す
被り物:シキ
彩色:顔面、体は肌色。口紅。頬紅。
大正時代に、他の地域からおっとって(盗んで)きたものだそうです。
宮崎県の田の神さぁ 吉田温泉の田の神さぁ えびの市
棚田を背景にTVの「田の神サミット」に出演したそうです。
また、「日石」のCMにも
宮崎県の田の神さぁ 吉田温泉の田の神さぁ えびの市
輪っかが沢山あるシキです。
宮崎県の田の神さぁ 吉田温泉の田の神さぁ えびの市
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- 2018/08/28(火) 11:51:27|
- ┣ えびの市(田の神様)|
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