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Honda RA272 F1 MEXICO Grand Prix 1965 EBBRO 1/20 SCALE DIE-CAST MODEL

 先日、F1初優勝Honda RA272のペーパークラフトを作った際に、RA272について調べてみました。50年以上前のマシンですが、調べれば調べるほど凄いマシンです。
 小さい頃、F1のプラモデルを作った記憶があります。RA272だったのかは分かりませんが、真っ赤な日の丸があったのは覚えています。1965年(昭和40年)Honda RA272のF1優勝の事を考えるとRA272のプラモデルだったのでしょう。
 RA272のプラモデルがあるか調べてみると、プラモデルよりダイキャストが多いですね。大きさも1/18、1/20、1/43、値段は、6,000円~45,000円
 お値段は(送料込み)、1/43が6,000円~、1/20が8,000円~、1/18が29,000円~・・・
 いいお値段ですね。
 大きさは何cmになるのかな。RA272は全長3,950mmなので、
  1/18の時、219mm
  1/20の時、197.5mm
  1/43の時、 91.9mm
 1/43はちょっと小さいですね。1/18はお値段がいいので、1/20を買っちゃおうかな・・・
 で、買っちゃいました。
 1/18のように、ドライバーフィギュアは付いていませんが、精密でかっこいいですね。
 早速、RA272撮影会の始まりです。


 RA272は、Hondaの第1期F1活動において、1964年(昭和39年)に登場したRA271に続く2作目のホンダ製F1マシンです。
 1965年(昭和40年)限りで1.5Lエンジン規定が終了し、1966年(昭和41年)から3Lまで排気量が拡大されるため、完全なニューマシンは製作せず、RA271をベースに開発を行われました。
 チームにはテストドライバーとしてもコニー・バックナムのほかに優秀な腕をもつリッチー・ギンサーが加入しました。

Honda RA272 F1 MEXICO Grand Prix 1965 EBBRO 1/20 SCALE DIE-CAST MODEL
hiroの部屋 Honda RA272 F1 MEXICO Grand Prix 1965 EBBRO 1/20 SCALE DIE-CAST MODEL

 RA272は48バルブ、1,495.28cc の水冷V型12気筒エンジン (58.1 x 47.0 mm) を横置きで搭載し、13,000回転で230 bhp (170 kW)を発揮しました。同エンジンは14,000回転まで問題なく回り、1960年代のエンジンとしては異常に高回転のエンジンでした。
 実戦経験をもとに車体各部は改良され、リアサスペンションのコイル / ダンパーユニットはインボードから一般的なアウトボードに変更されました。
 使用素材の見直しにより車重は525kgから498kgまで減量されたが、それでも最低重量規定 (450kg) より48kgも重かったのです。
 タイヤメーカーはこの年からF1参戦を開始したグッドイヤーと契約しました。

エンジンカバー外せます。

Honda RA272 F1 MEXICO Grand Prix 1965 EBBRO 1/20 SCALE DIE-CAST MODEL
hiroの部屋 Honda RA272 F1 MEXICO Grand Prix 1965 EBBRO 1/20 SCALE DIE-CAST MODEL


 第2戦モナコGPから第6戦オランダGPまでの5戦を初期型エンジンで戦いました。
 第5戦イギリスGPではギンサーが予選3位を獲得し、決勝ではスタートでトップに立ちました。RA272は驚異的な加速力を持ち、第6戦オランダGPではギンサーが最初の2周でラップリーダーとなりましたが、レースを通じての安定性が欠けていました。

Honda RA272 F1 MEXICO Grand Prix 1965 EBBRO 1/20 SCALE DIE-CAST MODEL
hiroの部屋 Honda RA272 F1 MEXICO Grand Prix 1965 EBBRO 1/20 SCALE DIE-CAST MODEL

 チームは第7戦ドイツGPを欠場してRA272の大改造を行いました。
 エンジンの前傾角(クランクシャフト軸に対する角度)を12.5度から倍の25度に増やして、エンジンマウントを100mm下げたほか、ボディ、フロント部分のモノコックの新設計、サスペンション、エンジンカバーの新設計、エンジン前傾搭載でエキゾーストパイプをサイドに回す方式などに手を加え、第8戦イタリアGPから最終戦第10戦メキシコGPまでの3戦を発展型Bスペック(RA272改)を投入し戦いました。

Honda RA272 F1 MEXICO Grand Prix 1965 EBBRO 1/20 SCALE DIE-CAST MODEL
hiroの部屋 Honda RA272 F1 MEXICO Grand Prix 1965 EBBRO 1/20 SCALE DIE-CAST MODEL

 1965年(昭和40年)最終戦メキシコGPが開催されるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは標高2,200メートルの高地にあります。エンジン技術者の中村良夫監督はここに目をつけ、グランプリ開催直前にテストを敢行し、高地気圧条件、燃料噴射セッティング、高温対策に徹底的に取り組み、グランプリを迎えることになりました。また、中村良夫監督は元々中島飛行機出身であり、当時航空機エンジンに携わっていたことから、高地と言えども航空機の経験が有る為、他チームより優れたセッティングも可能でした。

コクピットもかっこいいですね。

Honda RA272 F1 MEXICO Grand Prix 1965 EBBRO 1/20 SCALE DIE-CAST MODEL
hiroの部屋 Honda RA272 F1 MEXICO Grand Prix 1965 EBBRO 1/20 SCALE DIE-CAST MODEL

 予選は、ロータス33の5ジム・クラークがポールポジションを獲得し、ブラバムBT11の8ダン・ガーニーが2番手。そして、ホンダRA272を駆る11リッチー・ギンサーは3番手に付けました。因みに、この時のマシンは予選時からポールポジション奪取も可能な程の好調振りで、リッチー・ギンサーはポールポジション獲得に向けタイムアタックに向かおうとしましたが、本戦での優勝を期していた中村良夫監督に『決勝に向けてのマシン温存』を説かれ自重しての予選3位でした。
 このマシン温存策が功を奏したのか、スタートダッシュの利かない5ジム・クラークのロータス33を尻目にトップに踊り出た11リッチー・ギンサーは、一度も首位を譲る事無くトップでフィニッシュラインを駆け抜けました。

Honda RA272 F1 MEXICO Grand Prix 1965 EBBRO 1/20 SCALE DIE-CAST MODEL
hiroの部屋 Honda RA272 F1 MEXICO Grand Prix 1965 EBBRO 1/20 SCALE DIE-CAST MODEL

 このレースを指揮した中村良夫監督は、東京のHonda本社へ打電した電報の一文
 「Veni Vidi Vici」 (来た、見た、勝ったと言う意味のカエサルの戦勝報告)
 という言葉は日本のモータースポーツ史に残る名言のひとつになりました。
 HondaがF1デビュー以来わずか11戦目の快挙でした。
 それはまた、アメリカ人11リッチー・ギンサーとグッドイヤー・タイヤにとっても記念すべきF1初優勝となりました。
 もう一台の12ロニー・バックナムも5位入賞し。5年間続いた1.5LF1時代最後の一戦でホンダは勝利をものにしました。

1965 Mexican Grand Prix決勝
 1位11リッチー・ギンサー ホンダ
 2位 8ダン・ガーニー   ブラバム-クライマックス
 3位 6マイク・スペンス  ロータス-クライマックス
 4位16ジョー・シフェール ブラバム-BRM
 5位12ロニー・バックナム ホンダ

 現在は11号車(メキシコGPのリッチー・ギンサー車)と12号車(同GPのロニー・バックナム車)が1台ずつホンダコレクションホールで動態保存されていて、イベントなどで頻繁に走行しています。


HONDA RA272
エンジン
 型式:HondaRA272E
 形式:水冷横置4サイクル60度V型12気筒DOHC48バルブ
 排気量:1,495cc
 最高出力:over 230PS
 最高回転数:12,000rpm
 最高速度:over 300km/h
 重量:215kg(ギアボックス含む)
シャシー
 車体構造:アルミニュウムモノコック、アルミボディ
 全長×全幅×全高:3,950mm×1,675mm×793mm
 ホイールベース:2,300mm
 トレッド(前/後):1,350/1,370mm
 サスペンション(前):ダブルウィッシュボーン 上:溶接ロッキングアーム、下:Aアーム
 サスペンション(後):ダブルウィッシュボーン 上:Iアーム、下:逆Aアーム、ダブルラジアスアーム
 トランスミッション:Honda製6速MT
 重量:498kg
 燃料タンク:180L
 タイヤ:グッドイヤー


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